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No More Again 14

あれからの時間は夢のような日々だった

気持ちを確認しあった俺たちが最初にしたことはもちろん“アレ”だ
牧野は余り乗り気ではなかったが俺が無理やり誘った

俺が牧野に気持ちを伝える前はグイグイ来ていた牧野だったが
いざヤリ始めたら可愛くてしょーがねぇ
たまに聞こえる甘い高い声も
俺にしか見せたことがない反応も


全てが俺のツボだった


愛してると言い愛してると言われ

俺もやっと愛というものが分かったのかもしれない





この愛を牧野に伝えよう



「牧野」

「何?道明寺」

「俺たち結婚しないか?」

「え…?」
完全にフリーズしてる牧野…
そんなに結婚に驚くか?

「俺もお前もずっと好きあってたんだし俺は今すぐ籍を入れったって構わねえ」

「本当に?」
この言葉に口が緩む
牧野はうれしそうな顔をしている

「ああ、だから俺と結婚しろ」

「よろしくお願いします!」
俺は心の中で大きくガッツポーズをした










_____NY


「司さんは本当に良い方です」
一人の女が微笑む

「では、、」
もう一人の女はその女の笑みを見て意味深な笑みを浮かべる

「でも、親友から止められてますの。
道明寺司には手を出すなと、、訳を聞けば協力せずにはいられませんでしたわ」
彼女の一言で女の顔が固まる


そして女は怒りを隠し尋ねる
「それは一体どういうことでしょうか」

「司さんには高校時代から愛してやまない方がおられるそうです」
その怒りに気づいているのかいないのか鋭い目で強く答える

「その方はどなた?」

「牧野つくしという女性らしいです」

「牧野…つくし・・・?」
その名前を聞き疑問が浮かぶ、


それは誰なのかと。


牧野という名の有名な企業の重役はいないはずなのに。



それは

一体どこの令嬢なのかと。



「私愛されていない人の元へ嫁ぐなんて考えられませんわ
ということで、この件はなかったことにしましょう?道明寺さん」



__牧野つくしとは一体誰なの?


__彼女の言った親友とは誰?


__司の好きな人まで知っているなら司とも仲がいいはず


__名もなき悪い虫は早めに潰さなければ











いつも応援ありがとうございます。
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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お知らせ

こんばんは。

私事で申し訳ないのですが、しばらく更新を控えさせて頂きたいと思います。

現在「No More Again」と「2度目の初恋」の1話ずつ書き貯めをしています。

その2つが公開されたあとの更新予定はございません。

理由につきましては、この日とこの時間にアップしたことを察して頂ければと思います。
私の口からはハッキリ言うと、言いたくないです。


お話の続きを楽しみにしてくれていた方々本当に申し訳ございません。

早いうちに復活できればと思います。
私の身勝手をお許しください。



管理人 Hihaara
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あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます

今更で申し訳ございません…



去年から始まったこのブログのヒハラ的目標は

“毎日2話更新!!!!!!!”

というものでした。

しかし今現在、1日1話更新も出来ず…2週間に1回程度

さらに今年はさらに忙しい予感!

私の目標を達成するのは難しいと思いますのでこの場で宣言させてもらいます

更新は2週間に1回にします!!!!!!!

と言いつつ天邪鬼な私はいきなり更新がはやくなる可能性もありますが、その辺の調整は予約投稿を上手く使って頑張りたいと思います。


そろそろ“No More Again”と“2度目の初恋”も終わりそうだなぁ…と思いつつまだ新しいお話は考えておりません。


今年も忘れん坊ヒハラと語彙力0に近いお話を暖かく見守って頂けたら幸いです


今年もよろしくお願いします!





ヒハラ









今年も応援よろしくお願いします


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2度目の初恋 #6

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No More Again 13

3日間の出張から帰ってきて思った
牧野より俺の方が牧野離れに耐えられなくなっていた
「あぁ…牧野に会いてぇ…」
ついついポロッと口に出したその言葉を高度なあのセンサーは聞き逃さなかった



「牧野ですけど…??!」
期待と喜びを持った声で牧野が返事をする

「ッッ!?な、なんでいんだよっ、」

「…会いたいの?好きなの?」
俺の質問はお構い無しに色々聞いてくる

「……ちっ、違ぇよっ!
そ、そーいやお前、俺のおかげで部屋に帰れたこともう忘れてんのか?」

「なーんだ…まぁ、あのときはありがと…」

「おぅ…」

「ねぇ、そろそろハッキリしない?」
こいつがいきなり真面目な顔で話し始めた

「あ?」

「あたしのこと好き?付き合いたい?」

「…今仕事中だぞ?」
牧野の質問に答えれる自信がなくてしょうもない言い訳でしか言い返せない

「仕事中でもいつもはプライベートな話しても何も言わなかったくせに…
やっぱり、あたしじゃダメだよね…」
俺の言葉に
牧野の顔が変わった、声が変わった
俺が見たことの無い牧野の顔だった

「は?」

「あたし、ココやめようと思う」
そして大きな瞳と低い声で言った

「……え」

「あのね…類の会社に類を扱える人がいないらしくて
秘書さんとかにすっごい頼まれちゃったから…」
何を言われたのか分からなかった
でも俺は心が傷ついていることに気づきながらも
素っ気ない反応しかできない

「…そ」
俺たちの中に微妙な空気が流れる中
それは突然だった


「ちょっと待ってぇっ!!」


「「っ誰?!」」
あまりに突然の事で俺と牧野の声が重なる

「あ、ごめんなさぁい…ってか司は知ってるよね?」
しかし答えはすぐだった
俺の聞き馴れた(正確には聞き馴らされた)声だった

「…おまっ、滋か?」

「えっと…初めましてつくしさん!
司のお友達の大河原滋ですっ!」
人懐っこい笑顔で牧野に挨拶をしていく滋
「あ…初めまして牧野つくしです」
滋に戸惑う牧野

謎の組合せ、そして滋がどうしてここに来たのかもあやふやなまま話は勝手に進んでいく

「あたしのことは滋って呼んでね
でねつくし、あたしは司に恩があるから返そうと思うんだけど返す方法が1つしかないの!」
…ちょっと待て
…こいつ何を言い出すつもりだ?

「はぁ…」

「それで、それはつくしがいないとできないから、協力して欲しいの!
だから類くんの会社には行かないでぇっ!」
こいつ、絶対アレを言うつもりだ
俺ですらまだ言えてないのに…!!

「え?ちょっ、ちょっと落ち着きましょう、ね?
何をすれば道明寺に恩を返せるんですか?
まずそこから教えて貰えると嬉しいんですけど…」

「あー司、言っていい?」

「ダメに決まってんだろ」

「はーい…
ごめん!つくし言えないけどまぁ司はいつか言わないと死ぬからそういうことで!ねっ?」

「いや!!滋さんっ!道明寺も!
ちゃんと説明してもらわないと…」
粘り強い牧野としつこい滋
こいつらに押されてとうとう言わなければならなくなった
できれば言いたくない
言ったところでまた…でも、もう一度言ってもいいんじゃないか
そう思い始めてる俺がいるのはなぜだろう?

「ほら、司?ちゃんと言わないと、ねぇ?」

「じゃあお前は出てけ」
うるさい滋を追い出してちゃんと言おう、牧野に

「えーなんでーさぁ…」

「じゃあ言わねぇ」

「分かったよっ!もう!早くしてよねっ!」

「早く出てけ」

「じゃ、つくし後でね!
司、ドアの前で待ってるからねっ!」





滋がいなくなったあとモヤモヤ中の牧野が聞いてきた
「なんなのよ
ちゃんと説明してもらわないとわかんない」

「……俺はな」
この際、牧野に全てを話そう
今までのことも今のことも

「何よ」

「高校の時、お前のことが好きで好きでたまらなかったんだ
で、お前と類がそーゆー関係っていうのを知ってショックでな…
それがまだトラウマでお前に好き好き言われても
どーせ裏切るんだよなって思ってたからどーにも出来なくて
でも俺もまだ……お前のこと……好きなんだよ」
俺がそう言うと牧野は少し悲しそうな顔をして
俺の目を見て少しずつゆっくりと言った


「…あ、ごめんね…
昔ねあたしも花沢類のこと好きなのは本当だったから
あたしはずっと花沢類が好きなんだっ!って思い込んでたの
でもだんだん道明寺のことが気になってきちゃって素直になれなくて
でもやっぱり花沢類のことが好きで…それで道明寺がNYに行った時に“あっ…あたし道明寺のこと好きなんだな”って思い始めてそれからずっと道明寺が好きなの
道明寺にあった時はもう攻めることしか出来なくてそれでね…」


「そーゆー事かよ
俺らなんか空振ってばっかだな…」
牧野の言葉を聞いて思った
俺の勘違いなんかじゃなかったんだな、と
お互い自分の気持ちに正直になれなかったってわけだ
そう思うとなんだか笑えてくるな

「道明寺ありがとう」
泣きそうな顔で俺に言う
俺だって牧野に言いたい、ありがとうって

「なんだよ…急に…」
俺はそんな素直になれねぇけど

「好き?」

「ああ」

「ちゃんと言ってよ?」

「好きだ」
これからはちゃんと言おう
1万回でも何万回でも

「…ちゅ」
このまま牧野と…



「つくしー!司ー!終わったー??」
ちょうど俺らがキスをし始めたときにドアを開けて滋が入ってきた

「ッッはいっ!」
「滋…邪魔すんなよ…」
お互い反射的に離れてしまった

「なになに?2人チューでもしてたわけぇ?」
滋に言われた言葉で俺と牧野は茹でダコのように顔が真っ赤に染っていた


その様子を見た滋は
「なにさぁ〜?滋ちゃんに感謝しなさいよっ!」

と言い
またねー!と帰っていってしまった

あいつはあいつで気使ったのかよく分からねぇけど滋のおかげなのは間違いねぇな










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